みなさんこんにちは。お天気が良すぎて毎日昼間は35℃、日照り・雨不足・山火事までおきているイタリア、自然環境が心配です。。
春から夏にかけて、たくさんの果物が出てきますね。いちご、さくらんぼ、ラズベリーやブルーベリー、メロン、スイカ、アプリコットに桃、スモモ・・
アプリコットはイタリア語ではAlbicocca アルビコッカ と言います。Cornetto(クロワッサン)やBiscotti(ビスケット)、Torta(タルト)のフィリングといえば、チョコやカスタードクリームと並んでアルビコッカジャムが定番です。
公園や庭木でたわわに実って手つかずのアルビコッカの木を時々見かけます。それだけ身近な木・果物なんですね。日本でイメージすると、柿の木のような・・・私の実家にもありましたし、どこのお宅のお庭でもよく見かける木・・だったような気がします。ちなみにアルビコッカは日本では杏(アンズ)ですね。日本でお店で見かけたり、買った覚えはないのですが、地方によってはよく見られるのでしょうか?
アルビコッカはこんな風☝(冒頭写真)に実るんです。とってもとっても取り切れない、食べきれないということで、ジャムにするのですね。皮には桃のように薄い毛が生えていますが イタリア人たちは皮をむかずにそのまま食べます。お店で買うなら、断然市場で買うのがおおすすめです。スーパーマーケットに売っているアルビコッカって、味がしないんです・・・。それもあって、それほど好きな果物ではなかったのですが、昨年知人のアグリトゥーリズモ(農場・自然体験型宿泊施設)で採れたアルビコッカを山のようにいただいて、食べてみると味の違いにびっくり!!!!!美味しい💛💛しかし食べきれない、ジャムにするのも手間がかかりそう・・と放置していたのですが、レシピを調べてやってみたらとても簡単でした。
….そして今年はタイミングを逃していただきそこねたので(笑)、フィレンツェ・サンタンブロージョ市場で買いました。なんとアルビコッカ1kgで2ユーロ。現在のユーロ-円レートで換算すると300円くらいですが、感覚的には200円という感じ。2Kg買って帰りました♪
アプリコットジャムをつくるには!?
材料: アルビコッカ(種を抜いたもの) 1kg 砂糖 450-600グラム レモン 大 (皮と汁) 1つ分 |
なんとシンプル!
アプリコットジャムのつくりかた:
1.まずはジャム用瓶を煮沸消毒
2.アルビコッカを洗って種を取り除き、水分を拭いて計量し、ボウルに入れる。
*アルビコッカの皮はむきません。そのまま使います。
3.アルビコッカを入れたボウルに、砂糖、濾したレモン汁、分厚く幅広にむいたレモンの皮を入れ、
常温で2-4時間つけておく。☟
*漬け置きすると砂糖が溶け、アルビコッカから出た汁となじんでこの時点で美味しいシロップ漬けみたいになります。☟
4.厚手の鍋に入れ、中火で時々かき混ぜながら約30分煮る。アルビコッカの形が残るのを好む方は、煮込み時間を短めに。果物の形が溶けてなくなるのを好む方はより長く。煮込みの様子を見て、ジャムの液状/硬さ(どろっとする具合)を調節します。*煮すぎるとフルーツのフレッシュ感がなくなってしまうのでご注意ください。
*さらにお好みで、ミキサー・こし器にかけて均一になめらかにすることもできます。
*私はやや形残る派で。
5.好きな程度まで煮込んだら、熱いうちに消毒したジャム瓶に入れ、ふたをきっちり閉めて逆さに置いて冷ます。(空気の侵入を防ぎ、密閉保管状態にします。)
できあがり~❣❣
すーーーーごく美味しい😍
生のフルーツと違った上品な味が加わります。
季節の果物、旬の恵みをとっておいて楽しめるって素晴らしいですね。
これから先 夏の盛りには、ブルーベリーやブラックベリーを大量採取(自宅の畑・もしくは山の中の秘密の場所がある方)か購入して、ジャムをつくるの楽しいですよ♡
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